鋼の作り方

先日、型技術協会の研究委員会で
愛知県にある大同特殊鋼の知多工場へ
見学に行く機会がありました。

この工場では、鉄を作っています。
が、この鉄といっても種類は様々。

鉄の中でも、クロムやモリブデンなど
レアメタルと呼ばれるような
特殊な材料を添加して、特別な鉄を作っています。

その特別な鉄の中に、弊社で使う金型用の材料が含まれます。

合金工具鋼と呼ばれ、その中でも5クロム系と呼ぶそうなんですが
JIS規格でSKD-61と呼ばれる部類です。

この中でも、最近はさらに種類も増え、
様々に特徴を持った材料が開発されています。

その、製造現場です。

鉄を削ることを仕事にしていて
それが産まれる様を見学できる喜び!
その迫力も、大興奮です!
音!振動!溶解してる鉄から来る熱!

でも、こんな文面ではこの迫力伝わらないので(笑)
色々と探してみたら、youtubeのサイトで
愛知テレビが作成した「工場へ行こう」
という番組が公式にアップされてました。

まだ今年の3月にアップされたばかりで
内容も新しいです。

これ、素晴らしいです。
ある意味、実際に見学するよりも、
初心者でも理解しやすくまとめられています。
産業革命から始まった人類の英知です。
是非見て下さい。
本当は、炎天下で見ると
バーチャルに熱さも体感できます(笑)

工場見学の後は、最近の研究結果などをふまえて
色々と委員会での議論が熱く交わされました。

今までの常識が違うのでは?
というところも新たに見つかり、
まだまだ試すことも沢山見つかりました。
ヒートチェック対策もさることながら
熱をどう伝えるか。

ほんと奥が深いですね!
もっといい金型が作れそうです。

今日も元気に金型作ってます!