ラジオに出演して極意を学ぶ
オファーを頂く
前回のブログでは大阪の町工場さんを訪ねた話を書きました。そして実はもう一件、大きな仕事がありました。
ラジオ出演です。
その番組はOBCラジオ大阪「桑原あずさのas life」
昨今のコロナ禍に負けずに活動している元気な会社をクローズアップしたい、と出演オファーを頂きました。
まさか自分がメディアに出演するとは考えたこともなく、びっくり仰天!
いやいやいや。器じゃないよ、と最初は思ったんです。
しかし、コロナ禍でも負けずに前に進む会社があることを示すこと。
小さい町工場でもやれることがあると示すこと。
実はこれってすごく大事なことなんだと。
周囲の方々の後押しもあり、出演を決意しました。
この「桑原あずさのas life」
関西から瀬戸内方面が放送エリアなので、横浜の自分は全く知らなかったのですが、特にこの中のハッピーシェアというコーナー。
芸能界の方はもちろん、一般の企業の方々も数多く出演し、リスナーの方々と幸せをシェアするというもの。
このコーナーに出演という話でした。
幸せを!シェアする!
なんとも素敵じゃないですか。
そしてこれに加えさせていただけるのも大変に光栄です。
そしてパーソナリティを務める桑原あずささん。
ラジオだけでなく、他にも接遇研修やワークライフバランスをメインに登壇され、司会業など幅広く活躍されている方です。
スタジオに入る
スタジオには実は自分だけでなくもう一人、一緒に入りました。
H&C ブランディングマネジメント株式会社の代表取締役であり、弊社の法人営業もして頂いている吉澤由美子さん。
自分の前の回のぶんとして出演となりました。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1834654190024589&id=100004400760959
吉澤さんは他にもラジオ出演経験があり、自分より先に収録だったのでその様子をまず見学しました。
手前にはプロデューサーの方が。
ガラス越にスタジオが。
おお!なんかテレビでは見たことある風景!
へぇ~、こうやって収録するのね。
お二人とも話するのがうまいなぁ~!
とか言ってる暇はありません。
吉澤さんの収録はあっという間に終了。
すぐに自分の番です。
収録前。
大高さんは、何を伝えたいですか?
と桑原さんに問われ、1,2分ほどで概要を話すと
「なるほど、わかりました、じゃぁ始めましょう」
と、いきなりブースへ。
そして
「だいたい11~12分のコーナーなので、この時間内に収まるようにして下さいね」
そして扉は締まり、収録スタート。
うおお、もう始まるの!?
台本も無しぃぃ!?
マジかぁぁぁ、心の準備ぃぃぃぃ!!
もう、あっという間でした。
収録の最中は無我夢中で頭の中は真っ白。
そしてこちらがその音源です。
アプリ無しでこのままブラウザ上で聴くことができます。
ラジオ出演を経験して思ったこと
今回、ラジオで自分の考えを話す機会を頂きました。
今まではこうしてネットでブログかSNS、あとは実際にお会いした人とだけでした。
ところが、今回は全く知らない人に向けて、ラジオで話す。
つまり、金型だのモノづくりだの、全然興味が無い人だって聞くわけです。
それでも伝わる言葉を選ばなければならない。
それでもできるだけ興味を持ってもらえるように話をしなければならない。
そしてそれが11分~12分でまとめなければならない。
なんと難しいことか。
これは普段から自分の言葉で発信していないと急にできることではありません。
普段から言語化して慣れていることがいかに大事か。
マインドマップのように頭の中も整理整頓して、何を伝えるべきかも整然としなくてはなりません。
そして何よりも、自分を導いてくれた桑原さんがとても素晴らしかったです。
当日まではメッセンジャーでのやり取りしかしたことがなく、会話のリズムだって合うのかどうかもよくわかりません。
その中でNGを出すこともなく、一発で決まるように回す絶妙な配分・やり取りは流石の一言です。
こういうところに、プロフェッショナルを感じることができました。
そして、収録が終わったあとも、少しだけ桑原さんとお話しもできました。
メディアとしてのラジオの存在。
最近大流行の音声SNSのclubhouse。
映像がなく音声であることの強みと弱み。
その中で
「私たちラジオは、よくリスナーの皆さんと呼びかけるんですけど、
心の中では、私とあなた。
ラジオを聞いてるのは一人で聞いてる人が多くて。
実は1対1の世界なんですよね。
なので、一人一人に話かけている事をイメージしながら話をしているんです」
と
これは衝撃でした。
聞いた瞬間に鳥肌が立ちました。
マス(大衆)向けではあるものの、基本に立ち返ると全てはパーソナル(個人)を相手にしていると。
個々を大事にしないと全体も成り立つわけがないと。
弊社が作る金型は道具です。そこからたくさんの製品が作りだされます。
金型は1つだけですが、そこからたくさんの製品ができるわけです。
フェイスシールドもそうです。
全て同じように作ってはいますが、使う人からすれば、全て違う人が異なるシチュエーションで使うわけです。
全て同じわけではない。
ラジオだって同じものづくりだと感じました。
気持ちをこめて、一つのモノを作る。
それが弊社では金型で、桑原さんにはラジオ番組だった。
業界が違っても、根底にあるものは実は同じだったんですね。
一つ一つを大事にしなくてはいけない。
何だかすごく大切なことを学ばせて頂きました。
心を新たに、進んでいこうと思います。
ちなみに。
収録時は桑原さんと狭い部屋にブースで二人っきり。
扉が閉まると雑音も一切なくなるんですよ。
それで自分の話をすごい親身に聞いてくれるんですよ。
あれはトキめいちゃいますよ、すっかりファンになりました(*ノωノ)
もう完全に舞い上がっちゃってダメですね~(笑)